2011年 06月 17日
Let's move forward, Ishinomaki! 02
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宮城の銘酒"一ノ蔵"を使って。

この記事は2011年6月8日の話です。
被災地の情報は日々急激に変化していますので、
この記事の内容が現在の情報とは異なることを最初にお断りします。
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6/8水曜日
5:30起床・朝食準備
「熟睡できました、昨夜は余震なかったですね」
「え、ありましたよ2回も。起きなかったんですか」
、、、一つ番付が上がったオレ(下がった説もあり、人として)
6:00 ポリタンクに水をくみ、プロパン、コンロ、食器類を、チェック。 
匠さんのハイエースに積み込み。
7:00 ミーティング・各チームからの報告事項
・明神社チーム
津波で窓や玄関がなくなってしまった家が多く、廃材を集めて窓などを作ってまわっている。
・重機チーム
小網倉浜で、ダイムラー・ベンツより寄贈されたウニモグが活躍。
牡鹿半島は、自衛隊による捜索が終わった場所から順に、
瓦礫をダンプに積みこむ作業に入っている。
そうなると、捜索の必要がない場所は、そのままずっとゴミが残ることになる。
そんな地域の清掃を、民間ボランティアチームが行っている。
・カヌーチーム 
浜をまるまるきれいにするプロジェクト
鳥海様(とのみさま・漁の神様が祭られている島)の清掃。

各リーダーから注意伝達。
・地盤が最大で120センチ沈んだので、沿岸地域は満潮時には冠水する。
車の運転は慎重に、バッテリーが海水でショートすると全く動かなくなる。
津波の時、車のドアは地面から30センチ水がきただけで、中から開かなくなった(水圧とドアの重さで)。
津波がきたら、車の窓はあけて逃げるように。
フロントガラスは中から割れないけど、サイドドアのガラスは割ることができる。

・「自分が使った食器は必ず片付けるように、最近ボランティアセンターが乱雑すぎる。
  自分のケアができない人は人のケアもできないので、すぐに帰って下さい」
 と、リーダーからきつく注意。
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ミーティング終わり、各チーム現場へ。
多くの出会いもあり、別れもあり。
「また石巻で再会しましょう」
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(Google Mapより)
センター(A)をでて、湊中学(B)に行き、アルファ米と、発電機を積んで、
牡鹿半島・小淵浜(C)へ。
市内抜けるのに大渋滞。ガソリンスタンドで、発電機に給油。
約1時間で到着。
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先発隊がすでにテントとテーブルを設置済み、感謝。
さっそく材料を並べる。
浜辺のキャンプみたいで素敵な感じだけど、
後ろを見ると、
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こんな状態。
写真下の大型コンテナは、海にぷかぷか浮いていて、
重機チームが、ダイバーチームと協力して二日がかりで陸にあげたもの。

プロパン・コンロ設置、調理開始。
チーム大街道の店長・かえさんと二人での作業。
50人分なので問題なく、サラダまで作る余裕、さすがです。
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賞味期限のあやしい、揚げボールがあったので、鍋に投入。
野菜たっぷりの味噌スープ。
「ご飯ができましたよー」
作業している人たちに大声で知らせると、
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田植えトラクター"早苗"に乗って戻ってくる。
「瓦礫撤去にいいんだよね、パンクしないし、段差なんて問題ないし」
意外な物が意外なところで活躍。
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体育会系の人たちは元気よくて、
「いただきます!」
「うまいっす、おかわりお願いします」
って言ってくれて、感無量。

一つ心残りがあって、この日は北海道スイーツの雄・六花亭チームが、
瓦礫撤去にいらしていて、でも彼らは、
「自分達で食事は用意しています」
というボランティアの基本行動を守っていたて、、、
まあこちらのチームだけで、スープは完食されたので仕方なし。
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漁に使う網が多く浮遊しているので、スクリューのあるモーターボートはほとんど使えず。
カヌー隊が地道に手作業で、ゴミを回収している。
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311の直後、真っ先に駆けつけた人たち。
彼らはいつも底抜けに明るく、とびっきりの笑顔だ。
たくさんの辛い現場を見知っているからこその強さなのかもしれない。
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行動力、高い技術、人脈、統率力、そして強靱な意志。
全身からあふれる裂帛の気合いとともに、すごい勢いで作業を推し進めていく、
そんなリーダーからいただいた名言は、
「世界の平和は家庭の不和。気をつけなさいよ。」
(T^T)

配膳が終わって調理道具を片付けて、僕一人早々に現場を失礼する。
明日の現場に行って引き継ぎをするために、湊中学へ。
月曜日にたくさんいた炊き出しチームが、半分以下になるため。
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海沿いの道には、こんなものがいくつかある。
黒い物は牡蠣養殖に使う浮き。
回収した破損した浮きに、スタッフの誰かが描いた応援メッセージ。
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防波堤に描かれた絵。
後日、
「この小学校の生徒は、全員が無事だったんだよ」
ときいたとたんに、安堵の涙があふれた。

(つづく)

by moonisup | 2011-06-17 13:17 | volunteer


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