2011年 07月 28日
Let's walk before they make us run. 05
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センターにいる時は、毎朝5時半に起きて、朝食を作ります。

7/1-6に、石巻で炊き出しボランティアをしてきました。
そのレポート記事です。
なお、この記事は2011年7月6日までの話です。
被災地の情報は日々急激に変化していますので、
この記事の内容が現在の情報と異なる場合があることを最初にお断りします。


「仲間たちへ」

ボランティアチームは、いくつかのグループに分かれて活動します。
・ガテン系チーム
・整体医療チーム
・遺留品洗浄チーム(瓦礫から選別した位牌、写真アルバムなどを洗浄する)
・事務作業チーム
・炊き出しチーム
などなど(他にもあります)
それぞれが自分の得意分野で活躍するのですが、人出が足りないチームには手伝いに行き来します。
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「明日の昼の料理に添える温泉卵150個、今夜中に作らないと間に合わないかも」
それを言われたのが、夜の8時過ぎ。
そうなったらもう作るしかありません。
夜の湊中学に行き、電気のない真っ暗な部屋で、
卵を150個、湯温68度キープで25分。
もちろんエアコンも扇風機もないので、汗だくです、
この作業をしてくれたのが、昼間炎天下に漁業支援をしていたケンさんでした。
とても疲れている筈なのに、嫌な顔一つせずに。
そんなふうに各チームが協力しあっています。
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ところが、僕は料理以外の活動を一切しません。
(理由はいくつかありますが、ぎっくり腰爆弾を抱えているのが最大の理由です)
なのでせめて、料理担当で頑張るしかないのです。
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炊き出し班が、センターの朝食と晩ご飯を作るのには理由があります。
・避難所で料理して余ったものを、スタッフみんなで食べる。
・消費期限のあぶないもの、傷みかけている野菜などをみんなで食べる。
それらを管理把握しているのが、炊き出し班だけなので、
僕らがまかない食を作ることになります。

7/1-6の期間、炊き出し班は人出不足で、長期でいる女の子達が、
毎日交代で倒れていました。
なので短期の僕が、朝食は全部作ることにしました。
(早起き得意なので、つーか、目が覚めてしまうのです、はい、、年齢的に)
でも、夜は大街道での炊き出しもあり時間的にも厳しいので、
夕飯は全部他のスタッフにお願いしました。
疲れて戻った時に、夕飯の支度ができていると、とてもありがたいことでした。
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そして、ガテン系チームの若い男の子達は、料理にまったく文句言わず食べてくれます。
「あの、、食べないとやばい唐揚げが大量にあるんだけど、、」
「まかしてください、いくらでも食いますよ!」
「さらに、餃子もちょっと日付的にやばそうなのが、、」
「朝からでもオッケーです、いくらでもお願いします!」
彼らの笑顔にはいつも救われます。
「この豚汁、地元の方用だから、ちょっとしょっぱいかも、薄めてこようか?
 美味しいんだけどね、君は関西から来たんだよね、薄味がいいでしょ?」
「手間かけんでいいですわ、いっぱい昼間汗かいとりますから、いけますわ」

ありがとう。
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そして、こんな日もありました。
大工さんチームの二人がなかなか戻ってきません。
7/2のことでした。
彼らは昼間の作業中に、河原で遺体を見つけました。
第一発見者ということなので、警察の事情聴取をうけて遅くなっていたのです。
震災から4ヶ月がたち、明るい話題も増えていますが、やはりここは被災地なのです。
全員がまた沈痛な面持ちになります。
僕ができるのは、遅く戻ってきた彼らのご飯を温め直すことだけでした。
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一ヶ月という長い期間、活動していた仲間がいました。
彼女が自分の本業に戻る前の晩、
炊き出し班みんなで、サプライズのホールケーキを作りました。
材料も足りなくて、ケーキ専用の調理器具もありませんが、
それでも感謝と敬意の気持ちをこめて作りました。
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初めてここにきて活動していた時は、事務スタッフの苦労に気がつかなかったのです。
被災地にきたら、外で活動するのがボランティア、そんなふうに思いこんでいました。
でも、他のチームとの会議、全国からの問い合わせ、被災者とのやりとり、
地元役場との業務、お金の管理、人員整理、仕事は満載です。
そんな彼らにささやかな差し入れを。
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朝のミーティングで、事務スタッフの方から、
「毎朝、炊き出し班の人が5時半に起きて朝食を作っています。
 本来それは炊き出し班の仕事ではありません。
 ボランティアは3食とも自給自足が原則です。
 ここが当たり前と思わないように。
 せめて、朝ご飯作りを手伝おうと思う方、明日の朝5時半に台所に集合しましょう」
と。
そして朝には、色々な方が台所に集まり、楽しく料理をしました。
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古くて固いパンが大量にあったので、フレンチトーストに(毎朝連続で)
みじん切りのタマネギがあまっていたので、オムレツに(ケチャップで顔描いた)
かためのご飯があまっていたので、雑炊に(卵でとじたらうまかった)
そんな朝でした。

気温が高くなっていたので、食料保存は本当に頭のいたい問題です。
いつも在庫のことを考えながら一日中作業をしていると、
肩こりや腰が痛くなったりします。
夜の消灯前に、ため息をついていると、整体チームのかたが、
マッサージをしてくれました。
僕はよだれをたらしながら、そのまま寝てしまいます、
また風呂に入れなかったけど、、まあ、いいや、
素晴らしい仲間達に感謝しつつ、おやすみなさい(-_-)゜zzz…

(つづく)

by moonisup | 2011-07-28 00:31 | volunteer


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