2011年 11月 18日
walk on the river side 05 黄色いロープ
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当初、11月に石巻に行く予定はありませんでした。
9月に避難所での炊き出しが終わった時、
もう自分の役目は終わったと思っていました。
10月に仲間と東京で打ち合わせをしていて、
たまたま僕に出来そうな作業があるというので誘われて、
3日間だけ行った次第です。

友人には、
「また行くの?」
「もう終わったんじゃないの」
と言われました。
うん、僕も終わったっと思っていました、
もちろん復興がまだまだなのは理解しています。
町がきれいに片付いて、避難所がなくなっても、多くの問題が山積みです。
でもそれは、
"申し訳ないけれど僕の問題ではない"
という意識がありました、
偽らざる気持ちです。
懺悔するように、仲間に言ったら、
「私だってそうだよ、そう思うよ、でもさ、なんかほっとけないんだよね、そう思うから来てるんでしょ」
と言われて、少し安堵しました。
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東京で生活していると毎日がジェットコースターのようで、
色々なことに埋没していきます。
被災地のことを忘れることもあります。
むしろ意図的に忘れて、日々の生活に埋もれる幸福を味わっています。

でも石巻に行くと、何かしらのスイッチが入ってしまい、
何とかしなきゃ、ああすれば、こうすれば、と色々考えてしまいます。
でも準備していない人間が力んでもどうにもならず、
毎回帰り道に無力感に襲われて、
(オレ何しに行ったんだろう)
って思うのです。
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湊中学避難所に設置したソーラーパネル。
現在は、ボランティアセンターの屋上に設置して使用しています。
電子レンジとかは無理ですが、パソコンの電源ぐらいは大丈夫。

こんな工夫をして経費を切り詰めながら活動している仲間たち。
彼らを応援する、それだけでもいいのだと思うようにしました。
町のあちこちにある仮設住宅を細かくまわることは、
短期でしか活動できない僕には難しいことです。
長期で活動している仲間を支援することが、被災地復興への手助けにつながると信じて。
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左、沼田君、
右、たくみ君。

沼田君はカメラマン友達。
仙台在住の彼も被災者の一人です。
それでも5月からずっと、石巻の支援活動をしていました。
8月からは彼も本業が忙しくなり、距離を置いていたようですが、
9月と11月、僕が行くと毎回帰りに、石巻まで車で迎えにきてくれます。
(石巻ー仙台間の鉄道が復旧していなくて、バスが大変なので)
僕は彼の車の中で愚痴をこぼしたり、色々な話をします。
カメラマン同士ですが、写真の話はほとんどしません。
沼田君のブログ

たくみ君は、福島に自分の拠点があります。
震災直後すぐに救援活動するために、車で北上しました。
ラジオで原発の事故を聞いて、
「あ、自宅に戻られない、、」
となった人です。
それから継続的に石巻の支援活動をしています。
たくみ君のサイト

彼らだけでなく、多くの素敵な仲間に石巻で出会いました。
彼らに会うのが楽しみで、石巻に通っていたとこもあります。

そして来月に、僕はたくみ君のサポートで、福島に行く予定です。
ずっと福島の子どもたちを支援したいと思っていました。
ようやくです。

昨日、石巻にいる仲間と電話をした時に、
「ところで次はいつ来るの?来月?」
「ごめん、12月は福島のほうだから」
「そっか、でも石巻も忘れないでね、みんな腹すかしてまってるから」
「うん、また必ず」

僕たちは離れていても、黄色い救助ロープでつながっている気がします。
(ボランティアチーム名の"絆"は、それにひっかけているのだそうです)

また来年、石巻で会いましょう。

(11月の活動報告おわり)

by moonisup | 2011-11-18 23:50 | volunteer


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