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2011年 12月 10日
Standing by you 01 福島子ども元気村
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新幹線で郡山へ、そこで磐越西線というのに乗り換えました。
赤べこがついているかわいい車両。
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そして終点の会津若松駅で降りると、お城ボ君がおでむかえ。

福島県内の放射線量の高いところに、いまも住んでいる人々がいます。
色々な理由で避難できない人たち。
とあるボランティアチームがこの夏に、そうした子供達を福島県外へ旅行に連れて行きましたが、
交流した場所で、
「一緒にお風呂に入りたくない、同じ洗濯機を使わないで」
と言われ、つらい思いをしたそうです。
そこで、福島の子を癒すには福島しかない、と計画を方向転換。

新潟県との県境に近い金山町は、奧会津の山中で、
ここは放射線量はきわめて低い地域です。
ここで、子供達に屋外で遊んでもらおうと、
「ふくしま子ども元気村」プロジェクトが、10月から始まりました。
金山町に拠点を置くことになったきっかけは、7月末の豪雨災害でした。
あのとき、金山町に石巻からボランティアチームが駆けつけて、
わずか1ヶ月で復旧作業を終えました。
そこで石巻の"絆"と、金山町との信頼関係が強まったのです。

この「ふくしま子ども元気村」のプロジェクト第3回目(12月)に、
ボランティアスタッフとして、参加してきました。
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石巻から資材食材などを積んで来た仲間に、会津若松駅で拾ってもらい、
奥会津の金山町へ。
これが今回僕らが5日間お世話になった、自然教育会館です。
廃校になった小学校を宿泊施設に改築したもの。
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このようなプロジェクトは、綿密な打ち合わせ・下準備が欠かせません。
現地に何度も足を運び打ち合わせをしたのが、はからめ・匠さん、よし子さん夫妻。
彼らは福島在住で、自分たちの拠点は線量が高く、なかなか戻れないのですが、
震災直後からずっと石巻でボランティア活動をしています。
炊き出し、瓦礫撤去、大工仕事、事務作業、
オールマイティに何でもこなせる頼もしいリーダーです。
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そしてもうひとり、
「北海道はでっかいどう!からまいりました、ガッテン!と申します」
が合い言葉、いつも明るく元気で力強い男。
彼は北海道の大自然を案内するガイドハウスを経営しています。
震災直後に石巻入りして、人命救助、瓦礫撤去、炊き出しと、
大活躍した人です。
彼はライフワークとして、樹木レスキューもしています。
アスファルトなどで成長が危うい木を見つけては植え替える、
こうして彼が救った木はすでに8000本以上。
今回もそんな木を見つけて、箱に入れてクリスマスツリーにしました。
(終了後は、また植え替えています)
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そんな頼もしい仲間達と一緒に活動をしてきました。
このイベントの1週間前から、料理チームはメールのやりとりをして、
朝食レシピなどを考えていました。
子どもの喜ぶメニューは、アレルギーは大丈夫か、和洋両方のメニュー、など。
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ゲストが来る前にスタッフミーティングをしたり、
掃除、部屋の暖房チェック、台所確認、食材確認など、することは満載。
ゲスト到着は金曜日の夜なのですが、木曜から忙しく皆で動き回っていました。
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まだこの時は、僕は原発事故の影響というのを深く理解していなくて、
考えていたのは、子ども達に喜んでもらう、それだけでした。

(つづく)
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by moonisup | 2011-12-10 11:29 | volunteer


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