2012年 07月 30日
Shine a light 03 ケーク・サレ
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無水鍋で焼いたケーク・サレ。

2012年7月22日、石巻でお菓子教室を行いました。
場所は中央公民館。
この日の午前は、料理研究家・山戸ユカさんによる、玄米菜食の献立。
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ユカさんは、昨年5月から、避難所での大規模炊き出しを仕切っていた方です。
毎日何百食と作ったり、また学校給食サポートなども行っていました。
初めてお会いした時、その手際のよさ、たくさんの食事を、無駄なく的確に、
余り物もださずに予測して作る能力に、感嘆したものです。
そして、そのすべてが、抜群の美味しさでした。

昨年9月に石巻市内すべての避難所が閉鎖されて仮設住宅にシフトした時に、
炊き出し班は自然解散しました。
もう石巻に行く必用はない、僕らは一度はそう思いました。
それでも今、現地に足を運ぶのは、縁、つながりができたからです。
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石巻で、料理教室に足を運ばれる方は、大人も小学生も、
熱心にメモを取っていて、大変意欲的な人ばかり。
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震災直後、長い間停電になりました。
玄米はあるけれど、精米できない、
鍋での玄米のおいしい炊き方がわからない。
そんな方もいらっしゃったようです。
ユカさんが教えるのは、電気炊飯器、電子レンジに頼らない調理法。
玄米と野菜ばかりの料理ですが、とびっきりの美味しい食卓になります。
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お手伝い、に参加しているのですが、
僕は特にすることもなく、ご馳走になるばかり。
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「いただきまーす」
「おいしいですね」
「おいしいわ」
たくさんの笑顔と一緒に。
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料理教室なのですが、参加された皆さんとお話しすることも、大切なことです。

震災直後には、自衛隊はじめ、日本中からたくさんの応援部隊が被災地に集まりました。
時とともに、その数は減っていき(それも当然の成り行きです)、
にぎやかだったぶんだけ、
「もうみんな石巻からいなくなっちゃうのかしら」
と不安になった方も多かったそうです。
「大丈夫、いつでも来ますよ、おいしいもの作って、食べましょう」
言葉にはしませんが、僕たちはそんな気持ちで、この町に来ています。
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さて、午後は、僕が中心となっての、ケーク・サレ教室。
でしたが、すんません、まったく写真撮る余裕がありませんでした。
僕はプロの料理人ではないので、
そもそも教室なんて言うのもおこがましいのですが、
「1グラム単位の計量で、高い道具で作るケーキじゃなくて、手軽なケーキ作りを」
という要望によるものです。
実演して、焼いて、みなさんと一緒に生地を見て、
オーブンに入れたところで、あ、写真1枚も撮っていない、と気づきました。
完成写真は、かろうじて、上のもののみ。
でも肝心の味は、ばっちり、おいしいケーク・サレが焼けました。
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そして、僕がぜーはーぜーは、している間に、
スタッフの一人、プロのシェフが、余った材料で、
ロールケーキと、レモンケーキをぱぱっと作って、
「すごい、本物は違う」
という味でした。

こうして、素晴らしいスタッフと、熱心な参加者に恵まれて、
無事に一日の活動を終えました。

この後は、ベースに戻って、他の仲間のまかない飯作り、でした。

(つづく)

by moonisup | 2012-07-30 23:31 | volunteer


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