2017年 03月 18日
「写真の価値ってなんだろうね」 「写真は名画よりは安いよね」 「複製可能だからね、ゴッホみたいに100億円超える写真はまだないね」 「ゴッホの“ひまわり”も、あれが何億円もする理由がよくわからない」 「30年ぐらい前に日本の保険会社が50億円で買ったけど、今はもっと高いよ」 「迫力はすごいけど、うまいんだか、下手なんだか」 「絵の価格は歴史的背景や希少性とかで決まるから、テクニックだけではないね」 「写真もテクニックだけではないの?」 「そうだね、最低限の技術は必要だけど。 カメラ機材にかなり依存するから、 カメラが進歩すれば、誰もが高度なテクニックを手にすることができる」 「構図とかは?」 「そこはとても大事、カメラは今のところ構図まで判断できないので」 「今のところ?この先は」 「技術は進歩し続けるから。スマホで風景をのぞいて、広い範囲から、 適切と判断した部分を自動トリミングして撮影するようになるよ」 「そんなことできるの?」 「もうほとんど完成しているらしい、 エッジを検出して黄金比にはめるだけだから難しい技術ではないし、 クラウドに照合して、大量の画像検索から近似している評価の高い写真を参考にできる」 「楽しいのかな、それ、、、」 「テーブルの上の料理を撮るとするでしょう。 カメラが、お皿のサイズとレンズとの角度を検出して、 モニタにガイドラインが表示されて、そこにお皿を配置すれば、 適切な構図の料理写真が撮れる、そんなアプリも開発されている」 「みんな同じ写真になっちゃうよ」 「入門者レベルはね。中上級の人は、そんなに影響されないと思う。 スマートフォンのカメラが普及してから、写真は大きく変わったね。 それ以前の重く大きな一眼レフカメラで、自撮りなんてできなかったから。」 「自撮りってまったくなかった?」 「旅先の記念写真は、カメラを誰かに渡して撮ってもらうものだったね」 写真が絵画と大きく異なるのは、道具に左右されることです。 絵筆は今後に大きな進歩はないだろうと言われていますが、 カメラ関連は、ますます進歩することでしょう。 30年前、ピントを正確に合わせられるというのは、 プロカメラマンの中でも特筆される技術でした。 今は、カメラのオートフォーカス性能が進化したので、 ピントが合っていることは、当然のことのようになっています。 暗いところで写真を撮るのには、 三脚かストロボなどの照明機材が必要でした。 高感度フィルムはISO 1600とかでしたから。 デジタルカメラの高感度性能はどんどん向上して、 ISO 102,400なんてすごいものまであります。 あわせて手ぶれ補正機能も進化して、 誰でも手ブレしないで撮影できるようになりました。 「そうなると写真のうまい下手、ってなんだろうね」 (つづく)
by moonisup
| 2017-03-18 14:49
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