2006年 04月 21日
初夏の青空・春の夕日・冬の空気
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60歳以上の諸先輩方ならご存じかもしれませんが、
「4時のばかっぱれ」
という言葉があります。
風が強かったり、朝から雨が降っていたりしても、
夕方4時頃になると、突然からっと、晴れる日のことを言います。
なので、大事な仕事は4時の約束にする、という話です。
昔アシスタント時代に、師匠から聞いた話です。
「そんなふうにして、共同記者会見の時間とか決めたんだよ、
 のんきな時代だったなあ、締め切りとか今みたいにあわただしくなかったんだ」
と、伺ったのは、もう18年も前の話です。
ぼーっとデスクで居眠りしていた師匠が、4時頃に突然起きて窓の外を見て、
「おい、写真撮りに行くぞ、すぐカメラ出してー」
と言われます。もたもたしていると、
「いつでもすぐに写真撮れるように日頃から用意しときなさい!」
と叱られます。カバンかついで師匠の後をついていくと、
行く先は、蕎麦屋だったりします。
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「まあ、ゆっくりしてけ」
師匠は板わさで日本酒呑んだりしています。
写真なんか撮りゃしません。
「おい、ぼっとすわってんなよ、かっこつかないよ、おーい、ざる一枚やってくれ」
足下にカメラバック置いたまま、ざるそばをご馳走になります。
しばらくすると蕎麦屋に電話がかかってきます。
(携帯電話もポケベルもなかった頃です)
「○○さーん、会社から電話ですよー、すぐもどれっていってますよー」
「ったく、しょうがねえなあ」
ぶつぶつ言いながら面倒くさそうに師匠は蕎麦屋ののれんをくぐります。
「あい、おせわ」
カバンを持って後をついていくと、
「お、いいじゃないか、ほいカメラだしなさい」
大慌てでカメラを手渡して、単体露出計を出して計ろうとすると、
「ああ、いいんだよ、だいたいこんなもんだろ」
と目測で2,3枚シャッターを押して、もう終わり、カメラを僕に手渡して、
会社にむかってすたすたと歩いていきます。
後日、現像から上がってきた写真を見て、うなったものです。
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などと、こんな話を突然思い出しながら、ぼっーと電車に乗ったら、
警備員の人がすっとんできて、
「お客さん、これ女性専用車両ですよ!」
と言われて、
「うわー、ごめんなさい、ごめんなさい」
と僕は飛び降りて車両を変えました。
今日の19時10分頃、新宿初の急行・女性車両に乗っていた女性の皆さま、
本当にごめんなさい、痴漢扱いされなくて、本当に感謝です。

皆さま、電車に乗るときはよく確認して、素敵な週末を。
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by moonisup | 2006-04-21 23:58 | photo


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