2006年 12月 20日
Musée national Gustave-Moreau  ギュスターヴ・モロー美術館
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2006年8月30日
初めてのパリ。
あそこもいきたい、ここも見たい。
滞在時間は短かくて。
地図をにらんで優先順位を決める。
もっとも行きたかった場所。
Musée national Gustave-Moreau ギュスターヴ・モローー美術館



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昨日とはうってかわって、朝からいい天気。
8月末のパリは、汗ばむ陽気でした。
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だらだらと長い坂をのぼっていくと
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モロー美術館に着きます。
かなりわかりにくいです。
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入り口はとても大きな扉。
閉まっている重い扉を、どきどきしながら開けます。
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ここは、モローが住んでいた屋敷を、没後そのまま美術館に改造したものです。
彼は、自分の死後に全作品をフランス政府に寄贈するように、と遺言を残しました。
オルセーと比べると、静まりかえっています。
朝一番で入ったので、客は僕一人。
、、ここにモローが住んでいたんだあ、、
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展示室に入ると、
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いきなりこれ。
鼻血でそう。
ストーンズのライブで、1曲目にランブラー。
U2のライブで、1曲目にstreets have no name
がきたようなもんです(意味不明)
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展示室は、とても天井が高い部屋でした。
壁という壁に、ぎっしりとすきまなく絵が飾ってあります。
モローの絵が、日本に1枚きただけで大騒ぎしている身としては、
あまりにたくさん無造作にあるので、どこから見ていいのやら、
知恵熱がでて倒れそう。
昼飯抜き決定、夕方までいる決意をします。
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これは棚に入っている大量のデッサン。
自由に閲覧可です。
モローの絵は、描きこみがすごいのですが、大量のデッサンを見ていると、
地道な作業の積み重ねなのだ、と再認識。
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上の階にのぼる階段から。
惜しげもない展示量に、圧倒されます。
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モローって誰?
という人が多いかもしれませんね。
簡単に解説。

1.
18世紀末に、古典主義に対するアンチテーゼとして、ロマン主義がうまれます。
ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」なんかです。

2.
これに対するアンチテーゼとして、リアリズムを強調した写実主義がうまれます。
ミレーの農村画とかで、
「おらおら現実は厳しいんだ、農村は大変だ、牧歌的な風景描いてんじゃねー」
という魂の叫びです。

3.
そんな暗い絵が嫌い、もっと明るい絵が好き、という人々が印象派になっていきます。
「クールベ以前の絵はコーヒー、マネの絵はミルク入りコーヒー(by ドガ)」
「暗い絵はお払い箱だよ、私は壁にかけて人々に喜んでもらえる絵が好きだ(byルノワール)」
印象派は、世界中で大人気です。明るい美し色彩は、万人の望むところでしょう。

4.
そして19世紀、写実主義と印象主義、両方へのアンチテーゼとして、
象徴主義がうまれます。
「目に見えないもの、たた感じるだけのものを信じる(by モロー)」
これらは、描かれたものの意味、題材、テーマがより重要になります。

モローの作品は、神話、宗教的な題材が多いのですが、
それらを彼独自の解釈で、文学的に、物語をふくらませて描いています。
繊細な線、きらびやかな装飾、見る者を神話の世界にひきずりこみます。

(参考文献「絵画の見かた」・視覚デザイン研究所編纂)
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開館時間の10時にはいって、あっというまに2時間半。
まだまだ見たりないのですが、
「閉館だからでていけ」
と言われました(フランス語はわかりませんが、まあ、おんだされました)
開館時間は、
10時-12時45分
昼休みがあり
14時-17時15分
でした、、、
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この書斎に、この机にいたんだねえ、、
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入り口に、ちゃんと時間が書いてありました、、外にでてから気がつきました。
知恵熱おさまらず。
至福の2時間45分でした。
それでも見たりなかったので、またいつか必ずこよう、と誓います
(こんなのばっかりです)

ぼっとしながら、散歩をはじめました。
空腹感もまったくなく。
胸いっぱいのパリの昼。
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by moonisup | 2006-12-20 23:29 | travel


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