2007年 01月 21日
アップルパイ
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アップルパイという言葉に過剰な思い入れがある。
  大好き?
  うーん、好きだけど「大」はつかない
もっと他にも好きな食べ物はたくさんある。




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アップルパイをつくるべく、ずっとレシピを探したりして、本も買っていたのだけど、
思い切れなかった。
先日、些末な嫌な事が積み重なり(一つ一つはたいしたこではなかった)、
不機嫌がピークに達した夕方に、スーパーにリンゴを買いに行った。
生地も自分で作るつもりだったのだけど、
「これで失敗したら、もっと不機嫌になる、それでは子供がかわいそうだ」
と思い、市販の冷凍パイ生地を買った。
「焼くだけのお菓子 vol.2(ベターホーム出版局)」
に載っていた'フレッシュリンゴのタルト'を焼いてみた。
作るだんになって、
  まだアップルパイ(頭で思い描いていたもの)は時期尚早、
と思ってしまった。
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ところがこのレシピはとても難しかった。
パイ生地を伸ばしすぎて薄くしてしまい、カットして皿にうつすときに、
リンゴはだらしなく落ちてしまった。
不機嫌な日々は継続したまま、週末を迎えた。
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リンゴをバター、砂糖、ブランデーで煮て、シナモンをふりかける。
さて、アップルパイを焼こう、と思ったら、
子供の友達が遊びに来ていて、砂糖は駄目なのだという。
彼は中耳炎を患っていて、その薬が砂糖と相性が悪いのだとか。
リンゴを煮るのに砂糖を使ってしまったので、アップルパイはあきらめた。
でも彼は、黒砂糖、蜂蜜はいいのだと言う。
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それならと、砂糖を使わずに蜂蜜を使ったマフィンを焼いた。
味が薄いと思い、パイナップルをカットしていれたら、喜んで食べてもらえた。

そして夜になり、アップルパイを焼いてみた。
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丸い皿を使ってパイ生地を焼くのは、もうこりた。
四角いままのパイ生地に煮たリンゴをはさみこんで、覆うようにして焼いた。
、、、なんだか派手にふくらんで、シドニーのオペラハウスのようになった。
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カットした断面図は、アンコールワットの遺跡をほうふつとさせる。
(どちらも行ったことはないのだけど)。

やっぱり、アップルパイは敷居が高い。
上手にカットできずに、ぽろぽろとリンゴが散らかるばかり。
やさぐれた気分で、これが最後と思い、
余ったパイ生地で、余った煮リンゴを、そっけなく包んでオーブンに入れた。
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  もう二度とアップルパイは焼かない、
なんて思ったのだけど、焼きたてにアイスクリームを添えて、
舌が焦げそうな思いをしながら食べるそれは、
幸福なおいしさのかたまりだった。
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by moonisup | 2007-01-21 23:10 | sweets


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