2007年 04月 13日
モニターの色(色温度について)
「自分のブログを別のパソコンで見たら色が違って見えた」
こんな話をよく聞きます。

今日は、パソコンのモニターの話です。
ちょっと難しい話かもしれません。
あまり楽しい話ではなく、また決定的な解決策があるわけでもないので、さっと読み流してください。
次回、デジタルカメラのホワイトバランスの設定について記事にします。
それの序章です。

(プロフォトグラファー向けのモニターキャリブレーションの話はしません。)
a0003650_1135970.jpg
この白と黒、上下六段階の差が、あなたのPCでは判別できますか?



あなたのPCモニターと、友達のモニターで、見え方が違うのは当たり前、
製品には個体差があります。
でも、それだけではないのです。

色にも国際基準があります。
色温度(color temperature)と言い、単位はK(ケルビン)を使います。
下の図をみて下さい。
平均的な晴天屋外昼間の色が、5500Kから6000Kと言われています。
正確な色を判断する基準が、これぐらいです。
下の図で、青くも赤くもない、白い部分です。
それよりも
色温度が高くなると青く、
色温度が低くなると赤く、
見えます。
a0003650_11355231.jpg
電球は3200Kぐらい。ずいぶんと黄色い(赤い)方向です。
こんなことありませんか、薄暗い電球のお店で洋服を買います。
それを昼間の太陽の下で確認すると色が違って見えた。
それは、お店の電球と、太陽下の色温度が違うからです。

ブログを見ている多くの人が子供の頃からテレビを見て育ったことでしょう。
テレビの色温度は、約9300Kです。
かなり青いのです。
世の中のほとんどの人は、この色温度に目が慣らされています。
なので、 多くのパソコンモニターの初期出荷状態は、約9300Kでした。
とても青かったのです。
(最近は、デジタル写真を処理する人が多いので、
約6500Kで初期設定しているモニターもあるようです。)

さて、デジタルカメラで撮影する時に、ホワイトバランスの設定があります。
ほとんどの人はオートだと思います。
これはカメラが被写体に当たる光源の色温度を判断して、
青くもならず赤くもならない正確な色になるように自動調整する機能です。
ホワイトバランスのオートは、カメラやメーカーによってばらつきがあります。
でも、たいていのカメラは、色温度をニュートラルな白に見えるように、
6000から6500ぐらいに調整しようとします。
そして、その写真を、PCで見るときに、モニターの色が9300Kに設定されていたら、
撮影した画像は、青く見えてしまいます。
a0003650_11361444.jpg
この写真は、説明のために大げさに作っています。

解決策は、ご自分のモニターの色温度を約6500Kに設定することです。

色温度の設定は、OSやモニターで全部異なるので、
お使いのPCの説明書やサポートセンターで調べてみて下さい。
でも、PCモニターの色温度を設定するのは、難しい作業です。
別売りの専用の機械も売っていたりします。
そして、厄介なことに液晶モニターの色温度は、日に日に変わるのです。
内蔵の蛍光管が劣化しますので。
だから、仕事で使わない人は、あまりシビアに考えなくていいと思います。

色温度設定の前に。
a0003650_1135970.jpg
この白と黒、上下六段階の差が、あなたのPCでは判別できますか?
この差がわかる程度に、コントラストと明るさを調整するのが、
写真を処理するのにはのぞましいです。
ですが。
僕の知人の、とても素晴らしい写真を撮っているブロガーさんのPCでは、
すべての判別は、できないそうです。
だから、、、あまり関係ない話かもしれませんね。

次回、デジタルカメラのホワイトバランスについて記事にします。

注1・この記事のグレースケールチャート、色温度図は、目安です。
この画像での精密なモニターキャリブレーションはできません。

注2・この記事は、デジカメビギナー用に書いています。
割愛している工程・内容が多いので、誤解を招く可能性があります。
その旨ありましたら、ご指摘下さい、随時訂正します。

注3・モニターキャリブレーションについての質問は、わかる範囲でうけつけます。
(メールかコメントで)
ただし自分自身、まだ勉強中の身ですので、わからないことがたくさんあります。
ご指導下さる方がいれば、是非色々とご教授下さい。
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by moonisup | 2007-04-13 11:38 | camera


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