2007年 06月 09日
「がらくた」、他
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最近買って気に入った本を4冊



「リサとガスパール にほんへいく」
アン・グッドマン/文 ゲオルグ・ハレンスーベン/絵 
石津ちひろ/訳       ブロンズ新社

 大好きな絵本のシリーズ。
このシリーズは、パリとかヨーロッパへの憧れがつまっている。
きらきらと輝く宝石屋さんのディスプレイ、あれを、ひっくりかえして遊ぶ感じ。
でも、宝石は壊さないんだよ、ちゃんとおかたづけもするから。
この絵本には、そんな魅力がある。
そんなリサとガスパールが、日本のタクシーに乗っているんだもの、
それだけで泣きそうになる。
旅の日記や写真を撮るブロガーさんへ。
この本には、その表現のコツが、たくさんつまっていますよ。

「がらくた」江國香織 新潮社

 最も好きな作家の一人。
物語が面白いだけでなく、文章が大好き。
この作家の底知れぬ日本語の体力にはいつも感心する。
どんな狂気の物語でも、その素晴らしい日本語で包まれている限り、
安心して読める。
これは最新刊。

「李白」 宇野直人 NHK出版

 豪放磊落と評される唐代の天才詩人。
李白の漢詩や列伝を学生の頃によく読んだ。
20年ぶりに読みたくなり、NHKテキストで購入。
酔った武勇伝ばかりが伝えられる李白だけれど、
彼の詩には、繊細な美しい表現が多いことに、今頃気がつく。

「ku:nel クウネル vol.25 料理上手の台所」 マガジンハウス

クウネルは創刊の時から大好きな雑誌。
昨年、この雑誌のアートディレクターの方を、
取材する幸運に恵まれたことがある。
「僕のデザインは、出版社には不評ですよ、
書店で目立つようにデザインしないから。
本はね、レジに持って行って終わりじゃないんですよ。
買った人が、いつまでも自分の部屋で眺めてられる、飽きないデザイン。
いつもそれを考えています。」
この雑誌は、作り手の愛情が満ちあふれている。
vol.25には、大好きな記事が2つある。
10頁の、布巾を外に干す写真。
こんなに幸福でエネルギーに満ちあふれた写真を、久しく見ていない。
52頁から57頁「江國香織姉妹、かーさんとパリへ行く」
江國香織(作家)、江國晴子(編集者)、かーさん(江國滋夫人)の3人の親子が、
パリへ旅行に行く。
同じ旅を、江國姉妹が、それぞれ綴っている。
簡潔でなおかつ多くのことが伝わってくる旅行記。
  成田の待ち合わせで、処方薬を忘れてきたかーさんに、困る娘二人。
  「でも、お帽子は3つもってきたわよ」という母。
この導入部分で、すでに楽しい旅の予感を読者に与える。
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by moonisup | 2007-06-09 06:18 | books


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