2007年 10月 13日
モノクロームの庭へ
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モノクロームの世界にようこそ。
たまには、白黒写真で遊んでみよう。
だいじょうぶ、黒と白とグレーだけでも、描ける世界はたくさんあるよ。



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白黒写真って、どんなイメージ?
ノスタルジック、芸術っぽい、哲学的、難しい、、、
写真論とかの本をひもとくと、'作者の内面に向き合う'とか、
なんだか大変そうなことが書いてあったりするけど。
僕にとって、白黒写真は、きれいで、かっこいいもの。
そして、とっても楽しいもの。
難しい話は、このブログでは無し。
これから白黒写真の楽しい遊び方を、何回かにわたって記事にします。
今日は1回目。
色彩のある世界をモノクロームに置き換える話から。
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この写真は、僕のお気に入りの一枚。
緑と赤のコントラスト、壁にあたっている黄色い光が大好き。
これをモノクロームで見ると、
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緑も赤もグレーになってしまう、、なんだかつまらない。
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昨年の夏にイギリスの師匠が作ったケーキ。なんておいしそう。
これをモノクロームで見ると、
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あれ、、、
「おいしそう」って伝えるのには、たくさんの色彩が必要なのかな。
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去年の夏に、レイコックで見た景色。
花かごのある生活は、とても素敵。
これをモノクロームで見ると、
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うーん、、、なんだか、白黒写真って、面白くないのかな、
でもね、
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こんな風にとってみたらどうだろう、
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うん、そんなに悪くないと思う。
さっきの写真と何が違うんだろうね、まったく同じ被写体なのに。



最初の写真は、寒色系の扉にカラフルな花が飾ってあって、
そのコントラストがきれいだった。
色彩が豊富であることが重要なポイント。
二枚目の写真も、まったく同じ場所だけど、
少し時間がたって、雲間から日差しが見えた時に撮ったもの。
扉に、花かご等の影がさしていて、その形がきれいだった。

白黒写真には色彩がないから、
物の形や模様、立体感を強調する表現に向いている。
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食べ物の写真だって、こんな感じのものなら、
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この写真を見てすぐに、おいしそうって、思う人は少ないかもしれない。
でも、スコーンとジャムを食べたことがある人なら、想像できるかもしれない。
このスコーンは、どんな味だろう、このジャムは色はわからなけど、
どんなジャムだろう、ナイフみたいのがあって、食べかけで、日があたっていて、
外のテーブルかな、どこで食べたんだろう。
色情報がないということは、表現としてマイナスではなくて、
見る人に自由にたくさんのことを想像させる。
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白黒の写真は、物の形を強調する。
色のない世界で重要なのは、形、そして、光(白)と影(黒)。

最初から難しいことは考えなくても大丈夫。
カメラを持って遊んでみよう。
モノクロームを撮るなんて、大げさには考えないで。

カラー写真を撮るときは、色を探していたと思う。
きれいな青空、きれいな黄色い花、真っ赤な夕焼け。
色のことは考えないで、形の面白いものを探してみよう、
次に影。
子供の頃に、影法師で遊んだように、何かの影を撮ってみよう。

実はね、モノクロームには、こんな効果もある。
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この写真は、ピンぼけで、被写体ブレもしている。
背景の黄色が少々饒舌すぎる。
こんな写真をモノクロに変換すると、
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ぐっと、いい雰囲気になる。
左右の黄色もまったく気にならないで、音楽を聞いている女の子だけが、
くっきりと浮き上がる。
もちろん、失敗をごまかすためのものではないけれどね(笑)

モノクロモードのあるデジタルカメラって、意外と多いから、
ご自分のカメラの取扱説明書を読んでみて(D40、キスデジにはありますよ)。
(カラーで撮って、フォトショップでモノクロ変換とかは、また後日に)

白黒写真、本当に楽しいので、気軽に遊んでみてくださいね。
(つづく)
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by moonisup | 2007-10-13 22:45 | photo


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