2009年 01月 11日
2009年1月10日土曜日、新宿・初台にある東京オペラシティで、観てきました。 シュトラウスファミリーの楽曲だけを演奏されるとても華やかなものです。 いつか観たいという憧れがあるものの簡単に行かれるものでなし。 都内でウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団の公演があるのを見つけて、チケット購入。 ソプラノ・ソリストが入ったり、バレエを伴った演奏があり、気楽で華やかな楽しいものばかり。 ポルカ、ワルツを中心に構成されていて、オペレッタ歌曲が挿入されたりと、飽きさせない展開です。 本編の最後は、「天国と地獄」(運動会徒競走でよくかかる曲) それまで美しいバレエ衣装で踊っていたバレリーナたちが、 フレンチカンカンの衣装で踊る様は艶やかで可愛いものでした。 とにかく彼女たちの美しさ・立ち居振る舞いは、同じ人類とは思えないほど。 「美しく青きドナウ」 白いウェディングドレスのような衣装で表れたバレリーナたちが、 オーケストラの前で舞う姿は、ボッティチェリの描いた天使達のようでした。 こんな映像。 ここ最近はNHKがニューイヤーコンサートをテレビで中継するようになりましたが、 僕が学生の頃はNHK-FMラジオのみでした。 音のみを聴いて楽しんでいて、その映像は知るよしもなかったのですが、 ライブ映像でカラヤン指揮(1987年)のものを見た時に、衝撃をうけました。 そのきらびやかさは、僕が知っている堅苦しいクラシックコンサートのものとは、 大きく異なりました。 こんなような映像。 ウィーン学友協会大ホール='黄金のホール'は、会場全体が花で飾られていて、 観客席の人々も華々しいのです。 このコンサートは世界中に生中継されるのですが、ライブ映像だけでなく、 バレエダンサーの映像も挿入されます。 これとかは、いったい直線でどこまで部屋が続くんだよ、 という絢爛豪華さです。 コンサート会場にしても、真冬のオーストリアにこれだけの花を運びこむのはとても大変でしょう。 僕もニューイヤーコンサートのCDは数枚持っていたのですが、 生オケで聴くのは初めてでした、それもバレエつきで。 見えましたよ、ドイツの黒い森から流れはじめるドナウ川が(行ったことないけど)。 見えましたよ、シャトルが宇宙ステーションにドッキングする様子が(宇宙にもいったことないけど)。 プロイセン軍に完敗したオーストリア国民の悲嘆と次への希望を思い、涙がでました。 イントロのスネアは世界中でもっとも注目されるスネアでしょう。 観客に静聴を強いるクラシックにおいて、数少ない手拍子が許される曲。 これは本当に憧れでした。 こんな手拍子。 数え切れないぐらいCDで聞きライブ映像も見てきたのですが、 いざ自分でこの手拍子をするとなると、とても難しかったのです。 感極まっていきなり全力で手拍子してしまうのですが、指揮者にあわせて音量を調節しなければならず。 でもこれは本当に、 「すっごい楽しかったよ!(談・子供 11歳 前半は熟睡していたナイスガイ)」 でした。 CDではなく会場で聴くクラシックコンサートは一音一音の粒立ちがよく、 弦、管とともに聞こえるスネアの音は、ラデツキー将軍の足音のようでした(お会いしたことないけど) 「CDばかり聴いていないで会場に足を運ぶ回数を増やす」 2009年の豊富に追加した日となりました。 :->
by moonisup
| 2009-01-11 23:59
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