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2009年 05月 02日
熱狂の日 2009 前夜祭
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今年はバッハ特集



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5月の連休・新緑の美しい頃。
東京・丸の内は音楽に包まれます。
今年は期間中、350公演。
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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2009
5回目の今年はバッハ特集。
音楽の父、ドイツの三大Bの一人です。
大人気の作曲家なので、ほとんどの公演が前売りで瞬時に完売。
出遅れて、買えなかった、、、
ところが、公演1ヶ月前に、前夜祭公演の発表があり、チケットを入手できました。
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こらこら、人の鼻に指つっこむんじゃない。
こんな男子を連れて有楽町へ。
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コンサート前に、中庭の屋台で腹ごしらえ。
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さて、前夜祭コンサートへ。
第一部と第二部にわかれていて、第一部は過去4回の演奏を振り返るプログラム。
1・ベートーヴェン;交響曲第5番「運命」第1楽章
2・モーツァルト;ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲第1楽章
3・ドヴォルザーク;交響曲第9番「新世界より」第4楽章
4・シューベルト;交響曲第7番「未完成」第2楽章
、、、すごい演目。
この4曲でたしかに過去の特集がわかるのですが、
「運命」を第一楽章だけしか聴けないというのは、
宮川に入って鰻を食べられずにお茶だけ飲んで帰るようなものです。
「新世界より」第4楽章をいきなり聴くのは、朝起きていきなり天丼食べるようなもの。
なのですが、小泉和裕の指揮は素晴らしく、特に「新世界より」の第4楽章は、ドライブ感あふれるものでした。
2曲目のモーツアルトを聴いたときは、この時聴いたハイドンを想い出しました。

第一部が終わり休憩の時、子供に
「なんで未完成なの?」
「えーと、シューベルトは、作曲の途中でやめちゃった曲が他にもあってね、、」
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そして、第二部
ようやく今年のプログラム、バッハ特集です。
バッハが集めて研究・編曲していたといわれている、ヴィヴァルディ作品より。
・ヴィヴァルディ;四季 作品8より「春」、「夏」
ネマニャ・ラドゥロヴィチのヴァイオリンは、とても艶やかでした。

そして最後は、
・J.S.バッハ;ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
ポーランドのオケの演奏は素晴らしく、美しい音圧に酔いしれました。
これだけ楽しめて、一人1500円は格安。
終演後に、子供が眠そうな声で、
「3曲しか知っている曲がなかった」
「あのね、クラシックコンサートに行って3曲も知っている曲があればラッキーなんだよ。
 ヴィヴァルディの'夏'で、ハエの音、雷の音、わかったでしょ」
「うん、でも、雷はもっと違うのを想像していた」
「弦だけで、シンバルとかないからね。天地創造の雷は派手だったね。」

チケットはすでにないのですが、連休中にもう一度ぐらい会場に行きたいと思っています。



それにしても。
日本の女性達はいつからこんなにマナーが悪くなったのでしょうか。
どこかの国の悪いところばかり真似している気がします。
パブリックスペースという意識に欠落していて、演奏中に話をしていたり、
ハンドバッグの開閉の音、ガムや飴の音など、、、
ホールはあなた達の自宅ではないのですよ。
クラシックコンサーは敷居の高いものではなくて、もっと気軽に楽しむべきもの、
そんな趣旨のイベントではあるのですが、最低限のマナーというものはあります。
司会の人がせっかく曲の背景を説明しているのですから、黙って聞きましょう。
会場に多くいた小学生達のほうが、はるかにしっかりしていました。
(もちろんすべての女性が、というわけではありませんよ)
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by moonisup | 2009-05-02 08:30 | music


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