2009年 07月 10日
日食の撮り方
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2009年7月22日、日本全国で部分日食を、一部地域では皆既日食を観察できます。
時間帯と地域の詳しい情報は、国立天文台のサイトを参照。

デジタル一眼レフが普及して、気軽に撮ろうと思われている方が多いかもしれませんが、
太陽の撮影は危険をともないますので、よく注意しておこなって下さい。
以下に、撮影方法の一つを記事にします。
(この方法が絶対というわけではありません)



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必ず太陽撮影用のフィルターを使います(何が何でも必須)
黒い下敷きをレンズ前に貼るとか絶対にしないように。
このような太陽撮影用のフィルターが売っています。
そして、これをレンズ前に装着したからといって、
直接カメラで太陽をのぞくことは控えましょう。
光の量を減らすフィルターであり、赤外線を減らすフィルターではありません。
強い赤外線を数分見続けると、網膜が焼けます。
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三脚も必須です。
太陽に構図を合わせる時、カメラを直接のぞかないようにします。
レンズとカメラボディの影を見て、二つが重なるようにします。
↑うちの師匠です、彼の目線は下の影のみを見ています。
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このように影を利用すれば、ファインダーをのぞくことなく、
だいたいフレーム内に太陽をいれることができます。

細かい構図調整、ピント調整は、ライブビューのあるカメラが便利です。
これを使うと目を痛めることなく作業ができます。
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露出はマニュアルがよいでしょう。
レンズやその日の雲の状況、装着しているNDフィルターの減光率などで異なります。
また食のはじめと最大食分状態でも光量は異なります。
ISOはカメラの最低感度、ホワイトバランスは晴天で。

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できるだけリモコンやレリーズを使いシャッターを切ります。
天体観測の長い望遠レンズをつけている場合、三脚でもぶれる場合があります。

望遠鏡や双眼鏡、カメラの望遠レンズは、太陽の光と熱を集めて強くしてしまいます。
肉眼で見るよりもはるかに危険であることを認識して下さい。


また肉眼で観測する場合も、サングラスや黒い下敷きなどでは光量を少なくしている気がするだけで、
赤外線量はまったく減っていません。
網膜火傷の危険があるので、日食グラスなどを使って観測しましょう。

このように、日食撮影には、望遠レンズ、NDフィルター、三脚、といくつかの装備が必要です。
一眼デジタルカメラだけで撮ることは大変危険です。
無理に撮ろうとせずに、日食グラスなどの観察だけでも充分に楽しめると思います。
ちなみに僕自身は撮影はしません。
師匠や友人カメラマンが屋久島まで行かれるそうなので、あとで写真を見せてもらいます(笑)
国立天文台のサイトにも、きっとすごい写真が掲載されることでしょうし。
すでに日食グラスを入手しているので、それを使ってリアルタイムで変化する様子を、
子供と一緒に観測する予定です。
木漏れ日などを利用した観測方法が、国立天文台のサイトに載っています。
是非ご覧下さい。

「子供の頃に日食を見たよ、下敷きとかガラスにろうそくのすすをつけて観測したものさ」
とおっしゃるお父様、お母様、いらっしゃると思います。
僕が小学生の頃、まさに黒い下敷きで観測しました。
それで事故がおきなかったのは、たまたま運がよかっただけです。

  '1979年2月の日食では、数秒見ただけでも視力低下や視野が狭くなる事故が起きたと報告された。
 事故にあったカナダの20人を分析すると、7割が未成年だった。'

朝日.comより一部引用

ですので、お子様方には適切なご指導をされて下さい。

この記事は、写真家・茂手木秀行監修によります。
文責はmoonisupにあります。
この記事の写真・テキストの無断引用は固くお断りします。
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by moonisup | 2009-07-10 22:13 | photo


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