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2011年 05月 19日
Keep on smiling, in Ishinomaki 02
石巻炊きだしレポートです。
この記事は2011年5月10日(火曜日)の話です。
被災地の情報は日々急激に変化していますので、
この記事の内容が現在の情報とは異なることを最初にお断りします。
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(Google Mapより)
ボランティアセンターから、炊き出し現場の大街道小学校までは、
たいした距離ではないのですが、毎朝40分ほどかかりました。
全国から集まっている支援車が多いこと、信号が停まっているのが原因です。
交差点ごとに、警察官が誘導をしていました。
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現場について、すぐに包丁を全部研いで、大量の野菜を切ります。
タマネギ段ボール2箱、ニンジン1箱、などなど全部箱単位。
地元のお母さん方も手伝いをして下さいます。
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この小学校の体育館に避難している人々の食事は、
3食とも自衛隊が炊き出しをしていて、
我々の炊きだしは主に、近隣の方へのもの。
この界隈は、まだ水も電気も復旧していませんでした(5/10現在)
自衛隊の方は、とてもフレンドリーで毎日声をかけて下さり、余った食材をわけてくれます。
この日は、鶏肉を4kgほども!
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この炊き出し現場は、水も電気もガスもなくて、
毎朝自衛隊の給水車から水をもらいます。
発電機でポンプをまわして水を使い、
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'まかないくん85型'を二つで、700人分の調理をします。
一生懸命かきまぜているのは、仙台から応援にかけつけてくれた、写真家の沼田さん。
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この日のメニューはトマト煮。
タマネギを炒めて甘みをだして、鶏肉を加えて炒めます。
水をポリタンク2つ入れて煮て、アクをとって、
根菜をくわえて、トマト缶を大量に投入。
味付けは、コンソメ一袋とか、単位が非日常。
塩の量は、土俵入り単位。
12時から配膳なのですが、11時半には行列ができます。
東北の人の好みがわからないので、並んでいる人に味見をしていただき、
最終的な味を決めます。
みんなで頑張って、美味しいスープが完成しました。
「美味しい」って言ってもらえた時の達成感・充実感は格別でした。
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大街道小学校の次は、公民館に移動して炊きだしなのですが、
僕と有人君、沼田君は、自衛隊本部に行き、食材を補給します。
たくさんのテント倉庫には、大量の食材物資があり、
申請書類を提出して、色々とわけてもらえます。
野菜、調味料、飲み物、インスタント食品、お菓子、
かなりの量があるのですが、冷蔵庫がないので、
肉と魚はまったくありません。
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そして衣類のテント倉庫ものぞいたのですが、あまり良い状況ではありませんでした。
全国から、あまった衣類、廃棄処分になるようなものが集まっていました。
TシャツのLといってもメーカーでサイズも異なるし、分別に苦労していて、
冬物などが大量に送られてきても、これからの季節には不要なのです。
衣類支援物資の理想は、まったく同一の新品を300単位。
そうでないと配布する時に、問題が起こるからだそうです。
これについて沼田さんが詳しく書かれているので、是非ご覧下さい。
沼田さんの日記 自衛隊倉庫
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センターに戻ると、可愛い赤ちゃんが^^
近隣から手伝いにきているスタッフさんのお子さん、生後5ヶ月。
ボランティアセンターのアイドル。

夕方に新たなカヌーが北海道から到着。
このセンターには、カヌーチームが多くいます。
湾には大量の廃材瓦礫がまだまだあります。
これらの撤去に、モーターボートでは、スクリューにゴミがからまるので使えず、
日本中からカヌーチームが集まり、ゴミ拾いで大活躍しています。

毎日の夕飯は、炊きだしの残りをアレンジしたもの。
美味しくいただきます。
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「がんばるゾウTシャツ」
タイからの応援グッズ、僕も1枚いただきました。
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夜、近所の方がいらっしゃいました。
石巻駅前で喫茶店を営業されたいたそうです。
サイフォンとコーヒー豆を持てるだけ持って逃げて、
これが最後のコーヒーとのこと。
「ボランティアの皆さん、いつもありがとうございます」
といれて下さいました。
お店は壊滅したので、もう営業再開は諦めたそうです。
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いただきます。

ごちそうさまでした。

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いつも明るく元気な、頼もしいリーダーたち。

昨夜眠れなかったから、すぐに眠れると思ったのですが、
また寝付きが悪く、うとうととすると、
まだ、どーん、と突き上げる余震で目覚めてしまいました。

(つづく)

同じ日の有人君の日記です。

同じ日の沼田さんの日記です。

by moonisup | 2011-05-19 23:22 | volunteer
2011年 05月 19日
Keep on smiling, in Ishinomaki 01
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5月9日から14日・宮城県石巻での炊きだしボランティアレポートです。

何か手伝いという気持ちはあっても、どうしていいかわからない、
そんな状態でした。一人で出来ることではなさそうだし。
そんな時に、4月に石巻に行った有人君が再訪するというので、
便乗した次第です。
往路は、有人君お兄さん号(ハイエース)に4名搭乗。
東北道をひた走ります。
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途中サービスエリアで給油。
東北道は、宮城に近づくと、道路が隆起しているとこがいくつもありました。
工事箇所も多く、急ピッチで補修しているようです。
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復旧が遅れている理由は、被害が広範囲にわたっているのも原因の一つ。

夜の8時に石巻のボランティアセンターに到着。
色々なメンバーと挨拶をかわし、炊きだしチームに入れてもらいました。
どんな食材があるかを聞いて、明日のメニューをみんなで考えます。
700人分というのがまったく想像がつきません。
「野菜トマト味スープ」ということが決まり、
持ってきたシャープナーで、センターにある包丁を全部研ぎ、
この日の業務は終了。
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ボランティアセンターは、複数あります。
僕がお世話になったチームは、地元の生活センターを、
4月から9月まで半年契約で借りていて、
屋根のある部屋で眠ることができる恵まれた所。
(なので水道光熱費家賃を、利用した人は任意カンパします)
さらに、ここでボランティア保険にも加入できます。

夜11時消灯。
慣れない寝袋に床、夜中の強い雨の音、そして地鳴りとともに突き上げる余震。
初日の晩はあまり眠れず、
明け方4時半には日の出で明るくなり目覚めました。
それでもここは本当に恵まれていて、朝食もでます。
炊きだしの残りや差し入れを食べることができるのです。
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ここでの生活は、朝6時起床、準備と朝食後、7時から全体ミーティング。
初めての人は自己紹介をして、名前、どこからきたか、何が得意かを言い、
仕事が決まっていない人は、各チームリーダーに相談します。

この日の各チームの活動報告。
・炊きだし班 
大街道小学校は700人分、うち200人分と20人分はデリバリー。
夕方の公民館は200人分。
湊中学校は、200人分。
・重機チームは、海岸沿いでのがれき撤去作業。
・神社復興チームは、大工さんチーム達が活躍
・輸送チームは、車を失った人たちの病院などへの送迎
・整体チームは、避難所をまわってのマッサージ
など。
以下は毎朝のミーティングで必ず確認することです。

満潮時間の確認。
海で作業するチームはもちろん、沿岸地域で作業するチームにも必要。
満潮から1時間半から2時間後に、道路が冠水するから。
冠水した道路を運転する時の注意、歩くときの注意。
釘をふんで破傷風になる人がいるから、冠水地域ではすり足で歩くこと。
「大きな余震がある、大きな津波がまた来る」という意識で活動すること。
自分がいる場所の確認、どこに逃げるかを常に考えて行動、
単独行動は一切禁止、バディを組んで安否確認をする。
遠くに逃げるのではなく、高いところに逃げる意識をもつこと。
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7:30にミーティングが終わり、車に食材などを積んで出かけます。

(つづく)

by moonisup | 2011-05-19 00:18 | volunteer
2011年 05月 16日
宮城県石巻・炊きだしボランティア
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写真家の友人・有人(ありと)君に誘われて、
5月9日(月)-14(土)まで、宮城県石巻市へ炊き出しボランティアに行っていました。
毎日700人分の食事作りです。
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個人でできることではなくて、ボランティアセンターに属しての活動、
そして日々の自衛隊との連携作業でした。
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自分で撮影した写真は、あまりありません。
カメラは持って行ったのですが、目的は料理だったので。
それでも撮影した写真と、日々メモした日記があるので、
まとめ次第ブログで報告したいと思います。

有人君のFace bookに日々の活動レポートがあるので是非ご覧下さい。
5月9日(月)

5月10日(火)

5月11日(水)

5月12日(木)

5月13日(金)

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実際に現地に行き、言葉を失うことばかりでした。
震災から2ヶ月がすぎても、手つかずの場所がまだまだたくさんあります。
電気水道ガスも止まり、信号もついていない場所も多いのです。
小学校の学校給食が、牛乳1本、コッペパン一つだけとか。
なので、また来月も必ず行きます。

(この記事の写真はすべて、有人君撮影で、掲載許可をいただいたものです)

by moonisup | 2011-05-16 11:49 | volunteer