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2011年 05月 19日
Keep on smiling, in Ishinomaki 01
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5月9日から14日・宮城県石巻での炊きだしボランティアレポートです。

何か手伝いという気持ちはあっても、どうしていいかわからない、
そんな状態でした。一人で出来ることではなさそうだし。
そんな時に、4月に石巻に行った有人君が再訪するというので、
便乗した次第です。
往路は、有人君お兄さん号(ハイエース)に4名搭乗。
東北道をひた走ります。
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途中サービスエリアで給油。
東北道は、宮城に近づくと、道路が隆起しているとこがいくつもありました。
工事箇所も多く、急ピッチで補修しているようです。
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復旧が遅れている理由は、被害が広範囲にわたっているのも原因の一つ。

夜の8時に石巻のボランティアセンターに到着。
色々なメンバーと挨拶をかわし、炊きだしチームに入れてもらいました。
どんな食材があるかを聞いて、明日のメニューをみんなで考えます。
700人分というのがまったく想像がつきません。
「野菜トマト味スープ」ということが決まり、
持ってきたシャープナーで、センターにある包丁を全部研ぎ、
この日の業務は終了。
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ボランティアセンターは、複数あります。
僕がお世話になったチームは、地元の生活センターを、
4月から9月まで半年契約で借りていて、
屋根のある部屋で眠ることができる恵まれた所。
(なので水道光熱費家賃を、利用した人は任意カンパします)
さらに、ここでボランティア保険にも加入できます。

夜11時消灯。
慣れない寝袋に床、夜中の強い雨の音、そして地鳴りとともに突き上げる余震。
初日の晩はあまり眠れず、
明け方4時半には日の出で明るくなり目覚めました。
それでもここは本当に恵まれていて、朝食もでます。
炊きだしの残りや差し入れを食べることができるのです。
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ここでの生活は、朝6時起床、準備と朝食後、7時から全体ミーティング。
初めての人は自己紹介をして、名前、どこからきたか、何が得意かを言い、
仕事が決まっていない人は、各チームリーダーに相談します。

この日の各チームの活動報告。
・炊きだし班 
大街道小学校は700人分、うち200人分と20人分はデリバリー。
夕方の公民館は200人分。
湊中学校は、200人分。
・重機チームは、海岸沿いでのがれき撤去作業。
・神社復興チームは、大工さんチーム達が活躍
・輸送チームは、車を失った人たちの病院などへの送迎
・整体チームは、避難所をまわってのマッサージ
など。
以下は毎朝のミーティングで必ず確認することです。

満潮時間の確認。
海で作業するチームはもちろん、沿岸地域で作業するチームにも必要。
満潮から1時間半から2時間後に、道路が冠水するから。
冠水した道路を運転する時の注意、歩くときの注意。
釘をふんで破傷風になる人がいるから、冠水地域ではすり足で歩くこと。
「大きな余震がある、大きな津波がまた来る」という意識で活動すること。
自分がいる場所の確認、どこに逃げるかを常に考えて行動、
単独行動は一切禁止、バディを組んで安否確認をする。
遠くに逃げるのではなく、高いところに逃げる意識をもつこと。
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7:30にミーティングが終わり、車に食材などを積んで出かけます。

(つづく)

by moonisup | 2011-05-19 00:18 | volunteer


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