2011年 05月 24日
地元のお母さんにわけていただいた採れたての山菜。 本当に美味しくしみいりました。 石巻炊きだしレポート。 この記事は2011年5月13日(金曜日)の話です。 被災地の情報は日々急激に変化していますので、 この記事の内容が現在の情報とは異なることを最初にお断りします。 6:00 起床 ボランティアセンターの朝は、コーヒーの薫りで始まります。 7:00 全体ミーティング開始 報告事項 ・重機チーム 漁師さんの流された網50のうち5つを瓦礫まみれの海から救いだし成功。 網には、各漁師の伝統と工夫がつまっていて、それがあれば漁を再開できる。 でも、牡蠣は、再開してから4〜5年は収穫がない。 ・神社復興チーム 瓦礫撤去、冠水地域に土嚢を新たに配る。 ・女川原発内避難所に、お菓子を配り喜ばれる。 ・美容師チーム 地元美容店が営業再開しているので、営業妨害にならないように、活動エリアを協議。 ・駅前はだいぶきれいになったけど、牡鹿半島は手つかずの地域がまだ多い。 今日の注意事項 夜に強い雨が降ったので、冠水エリアの水位があがっているので注意。 石巻では雨の翌日は風が強くなるので全員マスクをして活動を。 午前中、大街道小学校で炊きだし。 大阪からいらした八百屋さんチームの働きが最高でした、さすがプロフェッショナル。 今日もアロマ・マッサージチームも同じ場所で活動。 まりこさんのブログに、避難所内のことが詳しく書かれているので、 是非ご覧下さい。 さて、お昼を作り終わり配膳が終わった時点で、 二班にわかれました。 石巻市北上町にある、北上中学避難所へ移動、初めて行く現場です。 このあたりは大きな被害があった地域ですが、 避難所には、あまり手が届いていないとのことでした。 プロパン、コンロ、鍋、水、用意できる調理道具と食材を積みこみました。 実際に行ってみると避難所は、中学から裏山の広場に移設されていて、 巨大テント内で生活されていました。 食堂テントには、水、ガス、冷蔵庫もあったのですが、食材がやや不足している様子。 130人分を7人がかりだったので、あっというまに準備が終わり、 後は炒めて煮るだけ。 仕込みが終わって、女性スタッフたちは、避難所の子供たちと、 一緒に走り回って交流を。 僕ら男性スタッフは、鍋まわりで作業をしながら、 地元のお母さんたちと交流。 味の好みとか、素材とか、たわいもない話を口数少なく話して下さり、 「こんなの食べるかね」 「いただきます。すっごい美味しいです!」 「若い人も食べるんだね。あんまり食料ないからね、裏山に今朝行って、山菜を摘んできてこしらえた」 いや、これ本当に美味しい! ありがとうございます。 僕たちは、ピーラー、まな板、鍋を炒める大きなヘラ、あまった野菜全部を、お土産にと差し上げました。 こちらの食事当番の方に、僕たちの作った鍋の味付けを指導していただき、 塩加減を決めていただき、美味しい酒粕汁が完成。 「これも食べなさい」 と、避難所用の筑前煮もおすそわけいただきました。 なんておいしいのでしょう。 (上、写真左、筑前煮、写真右、酒粕汁) こちらの料理スタッフさんたちと(沼田さん撮影)。 作業をして会話を重ねて、ようやく少しだけ打ち解けることができました。 辛い話もうかがいました。 センターに戻り、スタッフの夕飯作りをお手伝い。 あまった食材で2品調理。 台所が見違えるようにきれいになっていました。 一人の方が一日かけて大掃除をして下さったとのこと、深く感謝です。 明日のメニューのミーティング。 けんちん汁に決定。 夜、アロマチームの方にハンドマッサージをしていただきました。 この数日で、手はがさがさになっていたので。 次は必ずハンドクリームを持って行きます。 12:00消灯 明日が僕の最終日。 (つづく)
by moonisup
| 2011-05-24 21:57
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