2012年 03月 05日
石巻の仮設住宅に住む独居老人支援・サンライス元気村プロジェクト。 お米の配付だけでなく、健康状態をうかがったり、色々な話を聞くのが目的です。 「お米いらんから、毎日お茶っこしにきて」 と言われることもあるそうです。 多くの方からお米のご支援をいただいてて、本当にありとうございます。 そして、嬉しいのはメッセージカードです。 全国から届いたメッセージカードから、被災者と支援者の間で文通が始まった例もあります。 僕のブログを見て下さった福井県の農家の方から、お米900kgの支援もいただきました。 本当にありがとうございます。 仮設住宅をまわる、と言っても大変なことです。 石巻市内に仮設住宅は約130カ所・8000世帯もあります。 このうち、独居老人はおよそ2000人。 漏れることなく、毎月回るのは、大変なことです。 ミーティングを重ねて効率よく対応しなければなりません。 僕も1回同行したのですが、必ず在宅しているわけではなくて、 買い物などで不在の場合もあり、その時は再訪します。 3kgのお米を届けるのにも、時間と労力がかかります。 福岡県で盆栽教室をしている方から、食料支援の連絡をいただいたのが12月。 炊き出し班が集まるタイミングでお願いして、2月に送っていただきました。 段ボール7箱の、野菜、出汁、お米の数々。 九州からの遠距離、送料だけでも大変だったと思います。 当初は送料分がもったいないので現金で、というお話しでしたが、 ちょうど僕が行った日が大雪で、石巻市内は大渋滞。 食材を買い出しに行くのも大変な時期だったので、 本当に助かりました。 スタッフの朝食用にと、焼いたパンケーキ。 頑張っている彼らにも、毎日栄養のあるものを作ってあげたいのですが。 そのパンケーキを焼いている横で、頭洗っている人もいます。 今現在のボランティアセンターは、津波で被災した病院を借りています。 風呂なんかなく、トイレも使用した紙は流せずにゴミ箱で回収。 近くの銭湯が営業再開しましたが、毎日ではなく、 数日風呂に入れないと、キッチン脇で頭洗うしかないのです。 (衛生面うんぬんのご心配は無用です、ここで作った食事を被災者に配付することは一切ありません。 あくまでも若い屈強なスタッフのまかない用のみです。) 写真上右は、男子部屋。 とっても寒いです。 でも、毛布の大量寄付があるので、それと寝袋でしのいでいます。 ボランティアセンターから、少し離れた駐車場へ。 みんなの足跡の上を、おっかなびっくり歩きました。 これは2月の写真ですが、 3月5日、今朝仲間から届いたメールには、 「今日の石巻は雪がひどいです」 と、ありました。 仮設住宅の設計基準は、神戸の震災時に決まったもので、 寒冷地仕様ではありません。 日本全国対応なので、標準的なプレハブ建築です。 春が本当に待ち遠しい、今年の冬です。 (つづく)
by moonisup
| 2012-03-05 21:46
| volunteer
|
my favorite things
カテゴリ
全体 tea sweets recipes food photo goods books nice guy art Photoshop flower music travel camera my favorite things Tokyo profile volunteer airplane 未分類 タグ
以前の記事
2025年 01月 2024年 12月 2024年 11月 2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 more... 検索
ライフログ
記事ランキング
ブログパーツ
|
ファン申請 |
||