2013年 12月 06日
貓のいる陶芸工房。 とてもかしこい子なので、作品をふむことなく、 にゃにゃ、っとまたいでいきます。 2013年11月30日土曜日 東北本線から見える景色。 一ヶ月ぶりですが、様子はずいぶんと変わり、 冬の空と大地になっていました。 石巻では、干し柿をつくる家庭が多いそうです。 皮をむいて、枝をT字に切って、ヒモをかけて、 かなり大変な作業。 干して、3週から4週でできるそうです。 ここ最近、石巻でお世話になっているのは、 陶芸工房・無盡窯(むじんがま)。 遠藤寿哉(えんどうとしや)さんの工房です。 彼の工房も震災で大きな被害にあったのですが、 ゆっくりと片付けて、今は作陶もしています。 そしてこの11月から、陶芸教室も再開しました。 10年近く通っている生徒さんもいらして、 土曜日の夜に集まって作品を作っています。 僕もまざってお話しをしていたのですが、 会話のなかにふっと、震災の話がでてきます。 それはとても重いことばかりです。 それでもこうして集まって、思いを込めて土を練られるようになりました。 震災から1000日の時間を経て。 夜は遅い時間まで、遠藤さんと、また多くの話をしました。 翌朝、おいしいご飯をいただいて。 さて、お菓子教室です。 その前に、湊中学と湊小学校に寄ってもらいました。 これは1年前に撮った写真。 津波で大きな被害があった中学は避難所になっていて、 当時そこで暮らす人、近隣の方のために、 僕らは毎日炊き出しをしていました。 中学生の息子を持つ親として、ぼろぼろになった校舎や教室をみるたびに、 何度も泣きそうになっていました。 そして現在、 ようやく、念願の工事が始まりました。 来年の4月には学校として再開します。 教室にも手が入り、 炊き出し現場だった体育館も、きれいになります。 大きな鍋をもって歩いたこの廊下も、きれいになります。 こちらは、湊小学校。 ここも工事が始まり、来春に再開です。 どちらの生徒も今は、内陸側の学校を間借りして授業が行われています。 なので現在、みなと地区はひっそりとしているのですが、 次の春には、子供達の明るい大きな笑い声が響きわたることでしょう。 震災直後、瓦礫だらけだった町並に、 通学姿の学生をみると、本当に明るい気持ちになったものです。 学校の復旧工事は、本当に嬉しい知らせでした。 (つづく)
by moonisup
| 2013-12-06 23:59
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