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2005年 11月 26日
天使とチョコレート
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 ある冬の寒い日。
三角定規が町を歩いていました。
大きなビルの一階に、おいしそうなチョコレート屋さんを見つけました。
中にはいると、宝石のようなチョコレートがたくさん並べてありました。
でも、チョコレートはどれもが、とっても高い値段でした。
一番安いチョコレートでも、ひまわり5つでした。
三角定規はあきらめて、お店の外にでました。
すると目の前には大きなクリスマスツリーがありました。
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ツリーはとってもきらきらと輝いていて、てっぺんにはお星さま。そして、トナカイやサンタクロース、
ベル、子豚、ペンギン、ネプチューンオオカブト、天使がかざってありました。
すると突然、その天使がいいました。
「三角定規君、チョコレートが食べたいの?」
「うん、でも、ひまわり5つだって。とても無理だよ」
「じゃあ、特別に、このチョコレートをあげましょう、はい」
「わー、ありがとう」
三角定規は、お礼を言って、チョコレートを天使から受け取りました。
小さなチョコレートを口にいれると、甘くて、やわかくて、ちょっぴりにがくて、
今までに食べたことがないような、それはそれは素晴らしいチョコレートでした。
口の中のチョコレートがとけてしまっても、ずっとおいしい味が口の中に残っていました。
そうして、三角定規は、晩ご飯を食べていなかったけれど、身体がぽかぽかになって、
おなかもいっぱいになったので、
おうちにかえって、ねんねしました。
お や す み な さ い。

(今夜の子供の寝かしつけの話でした)
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by moonisup | 2005-11-26 21:54 | sweets


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