2006年 08月 02日
フィルムと違いデジタルだとすぐに露出を確認できるので、 きれいな花火の写真が比較的簡単に撮影できます。 カメラの設定です。すべてマニュアルモードで、オートは使いません。 ニコンD70の場合の解説。 1.露出モードのダイヤルをMにして 2.カメラ背面のMENUボタンから 「鉛筆のマーク」「05感度自動制御」これを「OFF」に設定 3.カメラ背面のMENUボタンから 「カメラのマーク」「ノイズ除去」これを「OFF」に設定 画質モードは「FINE」で。 以上、カメラの設定。 そして、 絶対にバッテリーはフル充電しておくこと。 鉄則です。花火撮影は普段よりもバッテリーを消耗します。 次に撮影の設定。 1.完全に暗くなる前に、ビルなどの遠景にあらかじめピントをあわせる。 そして、レンズ横にあるフォーカスセレクタをMにしておく。 ピントを動かすリングを、テープなどで固定しておきます。 暗いところでは、オートフォーカスがうまくあわない場合が多いので、 あらかじめ遠景でピントを固定しておきます。 2.カメラ背面のISOボタンを押して、一番小さい数字に。 D70の場合は、200に。 花火は想像以上に明るいので最低感度で。 3.シャッターダイヤルを遅い方向にどんどん回すと、最後に 「BULB」という文字になります。 これを使います。 4.絞り(F値)を、8から11ぐらいで (これは現場でそのつど修正) さて、花火会場に着いたら場所確保。 三脚はあったほうがいいのですが、なくても撮ることはできます。 もちろんあったほうがいいですよ。 でも、邪魔だし、重いし、同じ構図の写真ばっかりになるし。 カメラを地面やカバンの上に置いて、固定します。 ファインダーはのぞかなくても大丈夫。 花火があがっている方向にレンズを向けて、適当にシャッターを押します。 シャッターをBULBにしていると、 シャッターを押している間だけ、開いています。 指を離すと閉じます。 つまり、上のような写真を撮る時は、 「ひゅ〜〜」と音がした時に、シャッターを押します。 そのまま押し続けて、花火が開ききったところで、 シャッターを離します。 その間シャッターが開いているので、光の軌跡が写真として写るのです。 何発も上がると空がかなり明るくなります。 その場合は、絞り(F値)を16とか22とか、 まあ、てきとーに調整して下さい。 花火が上がって、開ききるまで5〜8秒とかかかります。 その間シャッターをあけているのですから、 もちろん手ぶれします。 荷物にカメラを置いてとか、柱につけてとか、 できるだけカメラを固定させましょう。 その場にある大きな石とか利用して。 手持ちだと大変なので、寝っ転がるって、ラッコ状態のホールドでもいいです。 でも、あんまり手ぶれは気にしないでいいと思います。 きれいな花火の写真はすでに世の中にあふれていますし、 花火カタログの仕事じゃないのですから、飲み食いの合間に、 楽しみながら撮るぐらいで。 とにかくたくさん撮ることです。 400枚ぐらい撮って、20枚いいのがあればラッキーということで(笑) 花火の写真は偶然の要素が多く、 どんな動き、どんな色になるか予測がつかないし、 BULBの間は、ファインダーのぞいてもミラーがあがっているので、 何も見えませんから、確認のしようがないし。 でも、デジタルだから、撮影後にすぐに液晶モニターで確認できます。 それで明るさ、方向、タイミング、などを調整してみて下さい。 たくさんたくさん撮って。 帰宅してから不要なカットを削除すればいいので。 これはわざとカメラを大きく横にぶらした写真です。 三脚がないなら、これぐらい開き直って遊んでも楽しいです。 この記事の花火写真はすべて三脚を使っていません。 これは開ききる前に、シャッターを離してしまったもの。 露光時間が短いのですが、偶然にもきれいに写ったものです。 運、も大事(笑) 「ひゅ〜〜〜」と打ち上がる時の花火の軌跡は、肉眼では確認しにくいです。 なので、耳も使って、音がしたら、すぐにシャッターを押して、 開き終わるのを待ちましょう。 1.長時間撮影のノイズ除去をOFFにするのは、画像確認するのに、 時間がかかるからです。 暗闇に光りの線、なので、そんなにノイズは気にならない(と僕は思います) どうしても、という方は、もちろんノイズ除去オンで。 2.BULB撮影は大量にバッテリーを消費します。 普段1000枚撮れていても、その半分ぐらいになるかもしれません。 (条件で異なります) なので、フル充電で、のぞみましょう。あるのなら予備バッテリーを。 3.花火会場は当然ですが暗いです。 あればペンライトを。大きい懐中電灯は周囲の人に迷惑です。 暗いところでも操作できるように、初めての人は、上記設定を 昼間のうちに練習しておきましょう。 4.暗闇でピントリングが動いてしまうのがこわい時は、 ∞にセットした後、セロテープでピントリングを軽く留めましょう。 別のものを撮るときにはずすのを忘れずに。 5.僕の友人カメラマンで、途中で撮るのが飽きて、カメラを横に置いて。 花火が終わって会場が明るくなって見たら、紙コップのビールが倒れて、 カメラ直撃していた人がいます(笑) お気をつけて。 :->
by moonisup
| 2006-08-02 12:51
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