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2006年 10月 11日
カンタベリー物語・5 evensong
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夕方になってから、大聖堂へ。
evensong(晩祷)に、出席しました。



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クライストチャーチ・ゲートをくぐると、大聖堂が見えます。
なんて巨大な建物でしょう。
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今回の旅行で、僕の撮影機材は、Nikon D70と35ミリF2のレンズ1本のみ。
広角レンズを持っていなかったので、
無理に大聖堂全景を撮ろうとはしませんでした。
それでいいのだと思います。
絵はがきを買えばすむことですから(笑)
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今回カンタベリーに来た一番の目的は大聖堂の晩祷に出席することでした。
信者ではない僕が、普通に来て晩祷に参加することはできません。
地元住民である友人の紹介がなければ、かなわなかったことです。
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evensong(晩祷)は、圧巻でした。
パイプオルガンの調べにのった聖歌の美しさは、あまりにもまぶしく。
大聖堂の中は、凜とした空気がすみわたり。
ステンドガラスから堂内にふりそそぐ夏の夕方の光は、
この世のものとも思えない、やさしさとあたたかさで。
司祭の説法はきれいなゆっくりとした、わかりやすい言葉で。
聖書の朗読、聖歌、司祭の話が、リズミカルにすすみ。
そして、最後に高い高い天井の上から、巨大なパイプオルガンの音色が、
全身を貫くように降りそそぎました。
目線にある、それまでのオルガンとは、明らかに異なる巨大な音は、
広い堂内に響き渡り、光と音の洪水におぼれそうになったところで、
晩祷は終わります。
司祭を先頭に聖歌隊の人々が、天使のような笑顔で退場していきます。
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堂内には、no photoの看板がいたるところにあります。
晩祷が終わった後、友人のはからいで、撮影していいことになりました。
それでもすべての場所を撮っていいわけではないし、
また僕の撮影技術の問題、
さらには晩祷で胸がいっぱいになっていたので、
あまり写真は撮れませんでした。
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ここにある世界は、時間は、僕の写真などなくても永遠のものです。
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ここは講堂。
町の人々の集会やコンサート、学校の卒業式などに使われるそうです。
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ステンドグラスには、歴史物語が描かれています。
堂内から見ると本当に素晴らしいガラス絵です。
これを表からみると、これです。
(つづく)
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by moonisup | 2006-10-11 22:29 | travel


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