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2007年 01月 24日
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正
食べ物ブロガーのための、Photoshopエレメンツ、初心者向け講座です。

食べ物写真の補正方法を3回にわけて記事にしてみます。
その1回目・明るさの補正。

食べ物写真を撮る基本の方法を、この記事で書きました。
もちろん、昼間の窓辺で撮れない時や、レフ板が使えない時もあります。
そんな時は、撮影後にPhotoshopエレメンツで補正してみましょう。
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正_a0003650_2122312.jpg
この写真は、曇りの日、窓辺の明かりで撮ったものです。レフ板も使っていません。
手前側、赤丸で囲んだ部分が暗くなっています。
この部分だけを明るくしてみましょう。
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正_a0003650_2123260.jpg
Photoshopに限らず、他の画像ソフトでも、「明るさ・コントラスト」という機能があります。
これを使っても明るくすることはできるのですが、これを使うと、こんなふうに
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正_a0003650_21231923.jpg
すべてが明るくなってしまいます。
手前の白いクッキーの左上は、完全に白飛びしてしまって画像が残っていません。
(それが写真の芸風だ、と言い切ればそれでもいいのですが)
なので、
シャドウ・ハイライト補正という機能を使います。
Mac版のエレメンツ4では、
メニューバーから「画質調整」「ライティング」「シャドウ・ハイライト」
と、操作画面を出すことができます。
ウインドウズ版や他のバージョンでは多少違いがあるかもしれませんが、
こんな感じで探してみてください。
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正_a0003650_2125039.jpg
この操作パネルにしてから、プレビューにチェックを入れてください。
そうすると、実際の補正状況を見ながら操作できます。
この一番上の「シャドウを明るく」だけを、動かしてみてください。
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正_a0003650_21262560.jpg
すると、
暗い部分だけが明るくなったのが、おわかりでしょうか。
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正_a0003650_21271439.jpg
わかりやすく、3枚並べてみます。
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正_a0003650_21275161.jpg
左のオリジナルに対して、真ん中は、全部が明るくなっていて、
グレーの背景も明るくなっています。
右の「シャドウ・ハイライト補正」では、グレー背景はあまり変化しないで、
クッキーの影付近だけが明るくなっています。

操作のスライダー補正加減は、写真によって異なりますので、
ご自分の写真で色々と試してみてください。
以上の写真は、わかりやすくグレーの背景で撮りました。
次は、実際に、お店で撮った写真です。
パスタ屋で、ストロボなし、レフ板なし、店内の明かりのみです。
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正_a0003650_21282072.jpg
赤い丸で囲んだ部分を明るくする場合。
青い部分は、これ以上明るくすると、白飛びしてしまいます。
そんな時に、「シャドウ・ハイライト」で、「シャドウを明るく」を操作すると
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正_a0003650_21284337.jpg
こんな感じになります。

料理の写真といっても、たくさんの種類がありますし、撮り方も人によって違います。
自分が撮った料理の写真、どこをどう見せたいか、考えながら、
色々と操作してみてください。
たとえ失敗しても、
食べ物写真の補正方法・1・明るさの補正_a0003650_21465698.jpg
ヒストリー機能がありますので、いつでも戻れます。
たくさん補正してみて、慣れてみてください。

次は色を変える方法です。

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by moonisup | 2007-01-24 21:30 | Photoshop


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