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2007年 06月 28日
ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム
ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム_a0003650_2252967.jpg
今年の3月に発売された画像処理ソフト、
Adobe Photoshop Lightroom アドビ フォトショップ ライトルームについて、
簡単に記事にしてみます。
このソフトはプロフォトグラファーだけではなく、
デジカメで多くの写真を撮っているブロガーに、とても使いやすいソフトだと思います。
その使い方の一部を紹介します。

最近の画像処理ソフトは、とても多機能です。
そのすべての機能を使いこなすのは、プロフォトグラファーでも難しいです。
この記事では、ごく簡単に、二つの機能を紹介します。



ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム_a0003650_22552634.jpg
最初に画像補整。
このソフトを使った画像補整は、Photoshopよりもわかりやすく簡単です。
「現像」という言い方をしています。
上のパネルの赤い部分だけでも、だいたいの作業はできます。
この写真を補正してみます。
ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム_a0003650_22573584.jpg
最初に開いた時、右パネルの現像数値はすべて0になっています。
(jpgの場合。RAWでは0になるとは限りません)
ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム_a0003650_22581523.jpg
「現像」画面では、左が補正前、右が補正後、と比較しながら作業できます。
ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム_a0003650_22583459.jpg
この補正例では、左の画像に対して、
「色温度」で青みを取り除き
「露光量」で全体の明るさをあげて
「補助光効果」で、暗い部分のみを明るくして。
「白とび軽減」で、白くなりすぎた部分を押さえて。
「自然な彩度」で、全体を鮮やかにしています。

Photoshopの補正と違い、同じパネルで、
各スライダーを自由に動かせるので、必要な部分だけを何度も再補正できます。
そして、これらのスライダーの数値は、コピーして、
他の画像にペーストできます。
つまり、同じような写真があれば、一枚だけ補正すれば、
他の写真にも同じ補正を加えることができます。
ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム_a0003650_2259197.jpg
写真の切り抜きや、角度補正も簡単です。
画像下のメニューバーの切り抜きを使います。
ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム_a0003650_22592259.jpg
角度を回転させると自動的に方眼表示されますので、
水平や垂直を確認するのが簡単です。
切り抜きと回転が決まったらキーボードの「R」を押します。
その後に、画像補整をしていて、先の切り抜きだけを再作業したい時は、
再び「R」を押すと、切り抜き・回転を再作業できます。
Photoshopのヒストリー機能で過去作業に戻ると、
その途中の作業も消えますが、ライトルームでは、
色補正、切り抜きも、任意の操作だけを何度も出来ます。

さて、僕にとってライトルームの、もっとも重宝している機能は、
写真をセレクトする作業です。
デジカメで撮影した大量のカットを選ぶのに、
Photoshopで一枚一枚展開して、ピントなどを確認しなくても、
ライトルームでは、それが簡単にできます。
ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム_a0003650_230290.jpg
写真の入っているフォルダをライトルームに取り込んでから、
「ライブラリ」という操作画面にします。
似たような写真をまとめて選択。
キーボードの「N」キーを押すと、選別比較表示になります。
ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム_a0003650_2303596.jpg
ざっと見て、不要な写真は、各写真の下にある×をクリックして、
選択から外していきます。
動画でお見せしたほうがわかりやすいのですが、
×を選択すると、どんどん写真が消えていき、残った写真が大きく表示されます。
ブロガーのためのアドビ・フォトショップ・ライトルーム_a0003650_23219.jpg
ある程度まで絞り込んだら、
1から5のレートを、写真にテンキーでつけたりできます。
ピントのチェックは、「Z」キーを押すとわかります。

このソフトは、フォトグラファーが、スタジオで写真をチェックするのに、
片手でカメラ、片手でPCというふうに設計されているので、
頻度の高いショートカットは、キーひとつだけになっています。
僕が多用するのは、
Gで、グリッドサムネールの全体表示
Eで、選択された写真の全体表示
Zで、選択された写真の100パーセント表示(ピント確認に有効)
Cで、比較モード
Nで、選別比較表示
Tabで、左右の操作パネルの表示、非表示
Lで明るさ切り替え
Fで、フルスクリーンモード
などです。

以上、使ったことのないかたにはわかりにくいかと思いますが、
ここにムービーのチュートリアルがあります。
この中の、
現像モジュール
ライブラリーモジュール
を見るだけで、だいたいのことがわかると思います。

さて、ライトルームには、出来ないこともあります。
ライトルームでは、あらゆるレイヤーが使えません。
写真に文字を載せる、写真を合成することができないのです。
文字を載せたり、フレームを作ったりなどの加工をしたい方は、
Photoshopが必要になります。
画像内のホコリを取り除く、赤目補正などは、ライトルームでもできます。

注意点をもう一つ。
マックの場合は、OS10.4以上でないと使えません。

僕のブログではこのソフトのごくごく簡単な説明しかできません。
すでに使いこなされている方、ベテランの方は、yukinyaa04さんの
おらひ日記帳をご覧下さい。
学習帳の方には、ライトルームのTIPSがあります。
2月にプロフォトグラファーが20人以上集まって、
このソフトについて8時間におよぶ勉強会がありました。
その時の講師をされたのが、yukinyaa04さんです。
(飲み込みが悪く同じ質問を繰り返している不勉強な弟子が僕です、、、)
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by moonisup | 2007-06-28 23:11 | Photoshop


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